PDFの印刷はここに気を付けよう

知らぬ間に縮小印刷

PDFを閲覧するソフトはいろいろあります。が、印刷するとき、勝手に縮小してプリンターに送るソフトには要注意です。

教育実施簿を縮小印刷しても実害はありませんが、警備員名簿はダメですよ。警備員の写真は、きっかり 24mm x 30mm になるように設定していますので、縮小印刷すると、警備業施行規則第六十六条が守れなくなってしまいます。

警備員名簿等、このシステムで作成したPDFは、印刷のときは「そのまま」の大きさで印刷してください。

下図は、Adobe Reader で印刷をするときのダイアログボックスですが、何もしないとページサイズ処理で「合わせる」にチェックが入っている危険性が高いです。明示的に、「実際のサイズ」にチェックを入れてください。ちなみに、「合わせる」というのは、ページの余白がある程度確保できるように、自動的に縮小印刷する、という意味です。知らないと、怖いですね。

次は、PDF-Xchange Viewer の印刷ダイアログの一部です。ここでは、ページの縮尺というところを確認します。必ず「なし」にして印刷してください。

これら2つのソフトのように、印刷ダイアログボックスで、「余白の調整をしない」という設定ができるものを使用してください。このような設定ができないソフトもあって、どういうわけか勝手に縮小してプリンターに送ってしまいます。Google Chrome に内蔵された PDF Viewer も以前は設定項目の中に「元の大きさのまま印刷する」がなく、勝手に縮小印刷であったように記憶していますが、今はちゃんと設定できるみたいですね。(Ubuntuで確認しました)

フォント

PDFには、フォント情報を含むものと含まないものがあります。もちろん、後者のほうがファイルサイズは小さくなります。反面、実際に表示するとき、あるいは印刷するときにどのフォントを使用するかは、PDF Viewer に依存します。
フォントが何かきたないとか、変なフォントが使用されている、といったトラブルが、過去にはありました。そこで、フォントを埋め込んだPDFを作成するようにLaTeXの設定を変える方法を書きます。

Windowsの方は、コマンドプロンプトか、Windoes PowerShell を「管理者として実行」で起動します。(管理者として実行で起動しなかった場合は、LaTeXの設定ファイルに書き込めませんという趣旨のエラーが出力され、失敗します。)
次のコマンドを実行します。

PS ....> kanji-config-updmap-sys status   ← 現在の設定を確認し、設定可能なフォントを表示させる
CURRENT family for ja: noEmbed  ← 現在、フォントの埋め込みをしていない
Standby family : ipa
Standby family : ipaex
Standby family : kozuka-pr6n
Standby family : ms
Standby family : yu-win10

環境によって表示される内容は違ってきます。
ipaex フォントをPDFに埋め込むなら、次のコマンドを実行します。

PS ....> kanji-config-updmap-sys ipaex

これで、PDFにipaexフォントが埋め込まれるようになります。

Linux の方は、ルートになってコマンドを実行するか、コマンドに sudo を付けて実行してください。

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